languageLanguage

言語を選択する

開発ストーリー

耳の蒸れに非常に敏感だった夏の日

「mimimamo」は、当社代表の林雅之の手によって生まれました。

ある暑い夏の日、ヘッドホンで音楽を聴いていた林は、耳が蒸れるのをとても不快に感じていました。音楽を愛し、ヘッドホン愛好家でもある彼は、以前、ヘッドホンの使いすぎで、耳の中に真菌が繁殖する病気を患ったことがあり、耳の蒸れに非常に敏感になっていたのです。

送風ファンを備えたヘッドホンを作ろう!

日頃から疑問を持つとすぐにどうしたら良くなるだろうかと考える癖のある林に名案がひらめきます。「そうだ、送風ファンを備えたヘッドホンを作ろう!そうすれば、耳が蒸れなくて快適に過ごせる。」放送機器メーカーのエンジニアでもあった彼は、すぐさま秋葉原でパーツを買い集め、試作品を完成させました。換気のための送風ファンを備えたこれまでにないヘッドホンです。

試作品を装着すると、心地よい風で耳が全く蒸れません。大成功かと思いきや、致命的な欠点にぶち当たります。 換気のためのファンの音が非常に大きく、音楽を聴くどころではなかったのです。 林いわく「50m前方でプロペラ機が離陸するような音」というひどいありさまでした。

発想を根本的に変える必要がある...

最初の試作品が失敗しても、林は諦めません。すぐに次のアイデアをひらめき、ヘッドホンと風を送る機能を別々にすることにしました。両者をチューブで連結することで騒音の低減を図ったのです。

さっそく、観賞魚用の水中ポンプを送風装置として試した結果、今度は「ハーレーのエンジンを2000rpmくらいで回したような音」が鳴り響きました。

「やはり、発想を根本的に変える必要がある...」

そうだ、ヘッドホンに服を着せよう!

送風機能を付加するという考えを一旦わきに置き、新たなアイデアを思いつきます。「そうだ、ヘッドホンに服を着せよう!」吸湿性のある布で作った服をヘッドホンに装着することで、耳の蒸れを軽減しようと試みたのです。

しかし、調べてみると、そのアイデアは決して新しいものではなく、ヘッドホンカバーという商品が既に市場に出回っていました。

自分のアイデアが既に商品化されていることにがっかりしましたが、実際に使ってみると、致命的な欠点をいくつも抱えていることに気づきます。素材はゴワゴワした紙製でつけ心地が悪い。いかにもカバーという作りでファッション性に乏しい。伸縮性がなくヘッドホンにフィットしない。などなど。

そこで、そうした数々の欠点を解消し、理想のヘッドホンカバーを作ろうと決意。これが「mimimamo」開発の原点となります。

デザイン、付け心地、音質へのこだわり

開発にあたって、まずこだわったのがデザインでした。ヘッドホンにピッタリとフィットさせるため、伸縮性のある生地を使い、さらに平ゴムを縫い付けるという独自のデザインが完成。これにより、ステルス装着やロール装着といった、より自然な装着方法が実現します。

次にこだわったのが付け心地です。長時間、快適に使用できるように、柔らかく肌触りの良い素材を探しました。音質への影響を最小限にするため、薄さと耐久性を両立できる強度も必要です。

そこで、数ある素材の中から、肌触りと伸縮性・耐久性に優れたユーカリが主原料の繊維「テンセル」を採用することにしました。

これまでありそうでなかったアイテムを世界へ

試行錯誤を繰り返すこと約1年半。ついに2014年夏、「mimimamo」が完成。 肌触りがよくファッション性も備え、音質にも配慮した理想のヘッドホンカバーの誕生です。

「mimimamo」はいま、国内だけでなく海外にも進出、多くの音楽ファンに愛用され始めています。 これまでありそうでなかった、ヘッドホンになくてはならないアイテム、それが「mimimamo」です。

「大好きなヘッドホンで、大好きな音楽をいつまでも聴きつづけたい!」 そんな音楽を愛するすべての人に、「mimimamo」をお届けします。

プロフィール

フィフティスクエア株式会社

代表取締役 林 雅之

放送機器メーカー勤務後、独立。ヘッドホンを耳にあてることで長時間付けていても痛くなりづらく、蒸れずに音楽を聞くことができるヘッドホンカバー「mimimamo」を開発。長年の開発期間を経て発売開始するや、大手家電量販店やインターネットなどでヒット商品に。世界中の音楽ファンに付け心地の良さを体感してもらうべく海外へも展開中。

Super Stretch Headphone Cover